社団法人 長崎県建設業協会
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発注者業務調査
 

「発注者業務調査」のすすめ(第7回)
 
 社団法人長崎県建設業協会
会長 谷村隆三

 
− 発注者・受注者間のパートナーシップ向上のために−
 

 
 7回にわたり「発注者業務調査」の説明をしてきました。「発注者業務調査」は決して発注者・受注者間の対立を意図したものではなく、逆にお互いの相互理解を図ろうとしています。それも具体的に。
 工事請負契約は甲乙対等の契約であり、お互いの権利と義務を確かにするものですが、工事を双方協力して進める以上、それだけでは満足することは出来ません。法律や制度、システムや慣習などの「制約」がありながらも、国民に良質な社会資本を提供していくパートナーとして協調してやっていく必要があります。そのためには具体的な問題点をあぶり出し、一歩ずついいものに変えていくお互いの努力が大切です。発注者、特に監督業務に携わる皆様のご理解を望んでいます。
「発注者業務調査」は発注者の責任・改善を言い立てるだけのものではなく、カガミのように受注者にも同様の責任を負わせるものとも言えます。またいずれ元請・下請間の問題にも波及するでしょう。長崎県建設業協会が始めたこの取り組みは、一県だけでは成果が少なく、各県建設業協会でも同様に採用いただきたいと考えています。将来、同じ評価項目について、発注者と受注者双方が評価し合い、比較し問題解決を深化させる日がくることを期待しています。
(終)

調査票添付

(質問お問い合わせはmaster@ngsk-kenkyou.or.jp




評価大項目 評価中項目 評価細項目 評価点○ ▽指標
1.
契約の内容
32点
A 設計金額16 @積算条件は実際と合致していたか 2/1/0
A必要なものを計上していたか 4/2/0
B歩掛りは適正だったか 2/1/0
C単価は適正だったか 2/1/0
D数量は適正だったか 2/1/0
E設計図書は適正だったか 2/1/0
F設計図書への質問回答は適正だったか 2/1/0
B 事前調整8 @用地確保などは終了していたか 2/1/0
A関係機関との協議は終了していたか 4/2/0
B地元説明・調整は終了していたか 2/1/0
C 施工方法4 @設計計画は適正だったか 2/1/0
A施工条件は適正だったか 2/1/0
D 工期2 @適正な工期となっていたか 2/1/0
E 発注時期2 @発注時期は適正だったか 2/1/0
評価大項目 評価中項目 評価細項目 評価点○ ▽指標
2.
契約の履行
32点
F 協議など8 @手続き方法は適正だったか 2/1/0
A内容は適正だったか 2/1/0
B対応・措置は迅速に行われたか 4/2/0
G 設計変更10 @手続き方法は適正だったか 4/2/0
A内容は適正だったか 4/2/0
B工事中止の手続きは適正に行われたか 2/1/0
H 検査8 @検査は適正に行われたか 2/1/0
A検査内容は適正だったか 4/2/0
B工事成績評定は適正だったか 2/1/0
I その他6 @甲乙対等の立場での対応がなされたか 4/2/0
A契約内容を遵守したか 2/1/0
評価大項目 評価中項目 評価細項目 評価点○ ▽指標
3.
担当職員の対応
32点
J 技術力など28 @公的資格を有していたか 4/2/0
A関係法令などを理解していたか 4/2/0
B必要な技術力を有していたか 4/2/0
C必要な能力(判断・指導など)を有していた 4/2/0
D契約条件を理解していたか 4/2/0
E設計・積算内容を理解していたか 4/2/0
F施工計画・施工体制を理解していた 4/2/0
K 対応8 @担当監督員の契約履行への対応 4/2/0
A担当監督員の連携への対応 4/2/0
合計100点

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